知らないこと! 責任と無責任の実情 ― 2026年10月23日 13:55

 辺見 庸の「1937 イクミナ}を乱暴な読み方であったが、読み終えた。
 この本で、堀田善衛、武田泰淳などの作品のいくらかを知ることができた。
 特に、昭和天皇にかかわることは、さらに深めてみたいと思った。
 丸山眞男、小林秀雄、吉本隆明の天皇制についての見方や、茨木のり子の詩など大いに学ばさせていただいた。
 この本の最後の章では、1945年3月10日の米軍機による東京無差別大空襲の8日後、昭和天皇が勲章をつけた軍服姿で現場を視察に来たことが示された。
 そこにいわあせた堀田善衛の「方丈記私記」が紹介されている。
 空襲を被った責任は被害者側のある、という事態だった。
広島への原爆投下についても、ヒロヒト天皇は「戦争中だったので、気の毒ではあるが、やむをえなかった。」と述べた。
 「1937」は、南京事件が起こった年であり、ここでの事件がニホンとニホンジンの姿をあらわにした、と辺見は言っている。
 闇の深い「南京事件」は、さらに研究されていいテーマである。

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